KAKERU AI NEWSでは、AIの「何が変わった?」を仕事目線で整理しています。この記事は、10月26日(月)〜30日(金)に公開した8本を1本にまとめた週のふり返りです。
忙しくて毎回は読めなかった方に向けて、各記事の要点を2〜3行で並べ、最後に「今週いちばん仕事に効きそうなもの」を1つ選びました。中身はすべて各記事に書いた内容で、新しい情報は足していません。くわしい条件や一次情報は、それぞれの記事の「参考・情報源」にまとめています。
この記事の要点
- 10月26日〜30日のKAKERU AI NEWSは8本。Google 3本、Canva 2本、OpenAI・Figma・Notionが1本ずつだった
- Canva・Geminiは「作る」から「直す」へ、Figma・Notion・Geminiは「AIにつなぐ」へと広がり、資料やデザインを作る人に関係する
- 今週いちばんはGeminiのファイルをチャットで直せる機能。まず社内向けの小さな資料で、どこまで任せるかを確かめる
今週の8本を一覧で
今週は、Googleが3本、Canvaが2本、OpenAI・Figma・Notionが1本ずつでした。分野はAIが5本、デザインが3本です。10月29日の夕方の回は、2回続けて休んだあとの解説記事(Notion MCP)です。

1本ずつ、要点を2〜3行で
Google Chatに「会議のまとめ」が自動で届くように(10/26)
Google Meetで「自動メモ生成」を使った会議が終わると、その会議のChatの会話に、要約・決まったこと・次にやること・資料へのリンクをまとめたカードが届くようになりました。
対象はBusiness Standard以上などで、Business Starterは対象外。カードは参加者なら誰でも消せるので、大事な会議はドライブのメモを正本にし、社外との決めごとは人が文章で確かめる、と記事に書きました。
Canva Craft登場(10/26)
Canvaが自社で一から作った初めての画像生成モデルです。先に構図の計画を書いてから描く2段階のしくみで、世界のすべてのCanvaユーザーがドリームラボから使えます。
生成はAI利用枠を使います。日本語の文字の仕上がりは公式に書かれていないので、画像の中の文字と権利は人が確かめる、と注意点に書きました。
GPT-6.1 Terra登場(10/27)
OpenAIの、速くて料金を抑えられる新しいモデルです。画像や図面の読み取り、パソコンの画面の操作、自然な文章が得意で、ChatGPTのWorkとCodex、APIで使えます。
PlusとProの一部では、Workの初期のモデルがTerraに変わる場合があります。いちばん複雑なコーディングは上のモデル向けで、Terraは数の多い仕事を回す役、と整理しました。
Figma WeaveのモデルをAIから直接使えるように(10/27)
Figma Weaveの動画と画像のモデルを、Figma MCP経由でClaude CodeやCursorなどのAIから使えるようになりました。Weaveを開かずに、会話の中で素材を作れます。
対象はWeaveのStarter・Pro・Team・Enterpriseで、使うのはWeaveのクレジット。費用を先に出せない道具もあるので、月の上限を先に決めておきたいところです。
Geminiに「カスタマイズ」画面が登場(10/28)
Geminiアプリのスキルとアプリ連携を、1つの画面で探して管理できるようになりました。10月23日からは、Gemini Notebookもアプリ連携の1つとして会話から操作できます。
画面はすべてのプランが対象ですが、外部のアプリ連携の多くは米国の英語だけ。日本で使えるかは、画面に出るもので確かめます。
NotionをClaudeからつなぐ前に(10/29・解説)
10月14日のNotion 3.8の記事の解説編です。Notion MCPの入口はギャラリー・AIアプリ側・URL登録の3通りで、AIは検索・読む・ページを作る・更新するなどができます。
AIが見られる範囲は、つないだ人のNotionの権限と同じです。つなぐ前に、見せたくないページの置き場所と、書きかえる前の確認を決めておきます。
Geminiで作ったスライドや表を、チャットの中で直せるように(10/30)
Geminiアプリで作ったスライド・スプレッドシート・ドキュメント・PDFを、チャットの中でプレビューして直せるようになりました。スライドはPPTXかPDFで保存できます。
対象はGeminiアプリが使えるすべての人・すべての言語。スマホで直せるのはPDFだけで、ほかの形式はウェブで直します。
Canva Brush登場(10/30)
今あるデザインを見て組み立てを理解し、言葉の指示で直すCanvaのAIモデルです。雰囲気を変える・複数ページをまとめて直す・別の形に作り変える、といった直しを受け持ちます。
使えるのはCanvaプロのプランからで、もっと広い提供は「近日」。ブランドキットへの対応はまだ開発中なので、ブランドの色やロゴは人が確かめます。
今週の8本に共通すること
8本を並べると、今週もどの発表にも「AIに任せる所」と「人が決める所」の線引きが出てきます。各記事の「KAKERUならこう使う/使わない」で書いたことを、1枚にまとめました。

1つ目は、AIが「作る」から「直す」へ広がったことです。Canvaは週の初めに画像を作るCraftを出し、週の終わりにデザインを直すBrushを出しました。Geminiも、ファイルを作るだけでなく、チャットの中で直せるようになりました。資料やデザインは、作るより直すほうに時間がかかります。その部分にAIが入ってきた週でした。
2つ目は、AIをほかの道具につなぐ入口が増えたことです。Figma WeaveはMCPからAIに使われる側になり、NotionはMCPでClaudeなどから読み書きされ、Geminiはスキルとアプリ連携を1か所で管理する画面を用意しました。つなぐのは簡単になった一方で、AIに見せる範囲と使ってよいクレジットを決めるのは人の仕事です。
3つ目は、AIの結果が「いつもの場所」に届くことです。Google Chatの会議のまとめは、メモをドライブに置くのでなく、毎日見ているチャットに届けます。GPT-6.1 Terraは、画面の操作や書類の読み取りといった、数の多い日々の仕事を速く安く回す役です。

つなぐのも直すのも簡単になるほど、「何を見せて、どこまで直させるか」を先に決めておく準備が効いてくると考えています。
今週いちばん仕事に効きそうなもの
今週の8本から1つ選ぶなら、Geminiで作ったスライドや表を、チャットの中で直せるようになったことです。
理由は3つあります。1つ目は、対象がGeminiアプリが使えるすべての人・すべての言語で、Workspaceの顧客だけでなく個人のGoogleアカウントも入っていることです。契約の条件で止まりにくく、日本語でもすぐ試せます。2つ目は、資料づくりでいちばん時間がかかる「直す」の部分を、別のアプリを開き直さずに済ませられることです。3つ目は、スライドをPPTXで保存できるので、いつものPowerPointでの仕上げにそのままつなげられることです。
ほかの7本は、プランの条件(Canva BrushはCanvaプロから、Google ChatはBusiness Standard以上、Figma WeaveはStarter以上)や、日本で使える範囲(Geminiの外部のアプリ連携)で、使えるかどうかが分かれます。まず1つ試すなら、社内向けの小さな説明資料をGeminiで作り、どこまでチャットの中で直せて、どこから人の手で仕上げるかの線を確かめるのが、いちばん小さく始められます。
公式にまだ書かれていないこと
各記事で「記載なし」「未掲載」としたことを並べておきます。使えるかどうかの判断に関わるので、続報で確かめたい点です。
- Google Chatの会議のまとめ:スマホアプリでの見え方
- Canva Craft:日本語の文字の仕上がり、AI利用枠のどの区分を使うか
- Figma Weave:料金ページにある「Max」のプランが、ヘルプの対象の一覧に無い
- Geminiのカスタマイズ:日本で使える外部のアプリ連携の範囲
- Notion MCP:どの人がどのAIアプリを使っているかの細かい表示(ヘルプでは「現時点では利用できない」)
- Geminiのファイル編集:日本語のヘルプに、プレビューと直し方の手順がまだ載っていない(10月30日時点)
- Canva Brush:ほかのプランへ広がる時期、日本語の指示でどこまで直せるか
まとめ
- 今週のAI NEWSは8本(Google 3本・Canva 2本・OpenAI 1本・Figma 1本・Notion 1本)
- 共通していたのは、AIが「直す」まで受け持つこと、AIをほかの道具につなぐ入口が増えたこと、結果がいつもの場所に届くこと
- GPT-6.1 Terraは、PlusとProの一部でWorkの初期のモデルが変わることがある
- Notion MCPでAIが見られる範囲は、つないだ人の権限と同じ
- 今週いちばん仕事に効きそうなのは、Geminiのファイルをチャットで直せる機能
気になった記事から1本だけ読んで、「自分の仕事なら、AIに何を見せて、どこまで直させるか」を考えてみてください。それぞれの記事に、KAKERUの「使う/使わない」の判断も書いています。

8本とも、最後に確かめるのは人、という点は先週と同じでした。読む順番に迷ったら、日本ですぐ使えるものから読むのがおすすめです。
参考・情報源
- KAKERU AI NEWS「Google Chatに『会議のまとめ』が自動で届くように」(2026年10月26日)
- KAKERU AI NEWS「Canva Craft登場」(2026年10月26日)
- KAKERU AI NEWS「GPT-6.1 Terra登場」(2026年10月27日)
- KAKERU AI NEWS「Figma WeaveのモデルをAIから直接使えるように」(2026年10月27日)
- KAKERU AI NEWS「Geminiに『カスタマイズ』画面が登場」(2026年10月28日)
- KAKERU AI NEWS「NotionをClaudeからつなぐ前に」(2026年10月29日)
- KAKERU AI NEWS「Geminiで作ったスライドや表を、チャットの中で直せるように」(2026年10月30日)
- KAKERU AI NEWS「Canva Brush登場」(2026年10月30日)
各記事の一次情報(公式の発表文・ヘルプ・ドキュメント)は、それぞれの記事の「参考・情報源」に載せています。確認日:2026年10月31日。機能や提供状況は変わることがあります。最新の情報は公式ページでご確認ください。
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今週は、AIが「直す」ところまで受け持つ発表と、AIをほかの道具に「つなぐ」発表が、同じ週にそろいました。