KAKERU AI NEWSでは、AIの「何が変わった?」を仕事目線で整理しています。この記事は、10月19日(月)〜23日(金)に公開した8本を1本にまとめた週のふり返りです。
忙しくて毎回は読めなかった方に向けて、各記事の要点を2〜3行で並べ、最後に「今週いちばん仕事に効きそうなもの」を1つ選びました。中身はすべて各記事に書いた内容で、新しい情報は足していません。くわしい条件や一次情報は、それぞれの記事の「参考・情報源」にまとめています。
今週の8本を一覧で
今週は、Googleが3本、AnthropicとMicrosoftが2本ずつ、Notionが1本でした。分野はAIが5本、WEB・デザイン・マーケティングが1本ずつです。

1本ずつ、要点を2〜3行で
Geminiで作ったアプリをGoogleサイトへ書き出せるように(10/20)
Geminiアプリで作ったインタラクティブなアプリを、[Export]→[Google Sites]で書き出せるようになりました。書き出すと新しいサイトの非公開の下書きになり、アプリは動くまま入ります。
対象はWorkspace・Workspace Individual・個人のGoogleアカウント。社内の道具や提案前の試作には向き、本番サイトや個人情報を扱うページは別に考える、というのが記事の結論です。
Notion AIのクレジットが2種類に(10/20)
Notion AIのクレジットが、Standard(月1,500・Auto用)とSelect(月500・モデル指定やCustom Agent用)の2種類に分かれました。既存のBusiness・Enterpriseのワークスペースは11月2日に切り替わります。
Autoは、上位モデルに近い結果を平均約90%低いコストで出したとNotionは説明しています。エージェントの承認は3段階から選べます。
PowerPointのCopilotで「対話型スライド」が作れるように(10/21)
PowerPointのCopilotで、クリックで動かせるグラフや年表の「対話型スライド」が作れるようになりました。直すのもCopilotへの指示で行い、直接は編集できません。
共有した相手はCopilotのライセンスがなくても操作できます。一方で、iPhone・Android・印刷・PDFでは動かない画像になります。
Geminiに小さな会社向けの新しい道具(10/21)
Googleが、Geminiアプリに小さな会社の経営者向けの道具を発表しました。Webサイト・ブランドキット・フォント・色を登録して、ブランドにそろった画像を作れます。Canva・Shopify・Googleビジネスプロフィールなどとのアプリ連携もあります。
ただし、日本でつながるアプリや料金は記載なし。使う前に、会社のブランドのルールを1か所にまとめておくことを勧めました。
Claude Duet登場(10/22)
自分から声をかけてくるClaudeのエージェントです(研究プレビュー)。毎朝のまとめ、数時間ごとの確認、PCを閉じても続く裏の仕事をこなし、送信・支払い・署名・削除の前には承認を待ちます。
対象は米国のPro・Max(順番待ち)で、Team・Enterpriseはまだ。日本の提供時期は記載なしです。
Copilot Coworkに職種別のプラグイン(10/22)
Copilot Coworkに、営業・サポート・教育・法務の職種別プラグインが登場しました。ほかのシステムの変化をきっかけに動き出す作業も、プラグインやコネクタ経由で始められるようになります。
メールを送る・記録を書き換える前は人の承認を待つのが基本。Microsoft 365 Copilotのライセンスと、使った分だけの料金が前提で、日本向けの記載はありません。
AnthropicがAgent Skillsを中立の団体へ寄付(10/23)
スキルの決まり「Agent Skills」が、Linux Foundationの中立の団体AAIFへ寄付されました。取り入れた製品は70以上で、AAIFに入らなくてもこれまでどおり使えます。
スキルはSKILL.mdを入れたフォルダ。安全の手引きはまだ「提案」の段階なので、他人のスキルは中身を読んでから入れる、と注意点に書きました。
Gemini Notebookのスライドと動画が「作る前に確かめる」流れに(10/23)
Reviewをオンにすると、スライドはアウトライン、動画はプロデューサーノートを先に見て、直してから本番を作れるようになりました。[Proceed]のあとは直せないので、直しはまとめて伝えます。
対象はWorkspaceの全顧客と個人のGoogleアカウント。10月16日から最大15日で順次広がります。
今週の8本に共通すること
8本を並べると、どの発表にも「AIに任せる所」と「人が決める所」の線引きが出てきます。各記事の「KAKERUならこう使う/使わない」で書いたことを、1枚にまとめました。

今週目立ったのは、AIが人の代わりに動き出す場面が増えたことです。Claude Duetは毎朝自分から声をかけ、Copilot Coworkはほかのシステムの変化をきっかけに作業を始めます。どちらも、送る・払う・書き換える前には人の承認を待つ作りになっています。
もう1つは、AIに渡す「会社のやり方」です。Agent SkillsはSKILL.mdという共通の形になり、Geminiの小さな会社向けの道具はブランドの色や書体を覚えます。どちらも、渡す中身がばらばらなら、AIが出すものもばらばらになります。中身を整えるのは人の仕事です。
そして、「出す前に確かめる」段階が道具の中に入ってきました。Gemini Notebookは完成前に構成を見られるようになり、Googleサイトへの書き出しは非公開の下書きから始まります。Notion AIの承認の3段階も、どこで人が止めるかを選ぶ設定です。

動き出すAIが増えるほど、「どこで止めて、だれが見るか」を先に書いておく準備が効いてくると考えています。
今週いちばん仕事に効きそうなもの
今週の8本から1つ選ぶなら、Gemini Notebookのスライドと動画が「作る前に確かめる」流れになったことです。
理由は3つあります。1つ目は、個人のGoogleアカウントも対象で、契約の条件で止まりにくいことです。2つ目は、資料づくりでいちばん時間がかかる「構成を決めて、合意する」所を、AIが絵にする前に済ませられることです。アウトラインは文章なので、上司やチームに見せて順番を確かめる材料にもなります。3つ目は、Reviewのオン・オフだけで試せて、管理者の追加の設定がいらないことです。
ほかの7本は、米国だけの提供(Claude Duet)、日本向けの記載なし(Gemini for business・Copilot Cowork)、契約のプラン(Notionのクレジット)などで、使えるかどうかが分かれます。まず1つ試すなら、元の文書がはっきりした社内向けの説明資料で、アウトラインの確認から始めるのが、いちばん小さく始められます。
公式にまだ書かれていないこと
各記事で「記載なし」「未掲載」としたことを並べておきます。使えるかどうかの判断に関わるので、続報で確かめたい点です。
- Gemini Notebook:日本語のヘルプに、アウトラインを確かめる手順はまだ載っていない(10月23日時点)
- Geminiの小さな会社向けの道具:日本でつながるアプリ・料金
- Claude Duet:日本での提供時期
- Copilot Cowork:日本語・日本向けの扱い
- Notion AI:Free・Plusのプランへの影響、Autoがどのモデルを使ったか(いまは見られない)
- Agent Skills:安全の手引き(いまは提案の段階)
まとめ
- 今週のAI NEWSは8本(Google 3本・Anthropic 2本・Microsoft 2本・Notion 1本)
- 共通していたのは、動き出すAIと人の承認、AIに渡す会社のやり方、そして出す前に確かめる段階
- Notion AIのクレジットは、既存のBusiness・Enterpriseで11月2日から新しい形に
- PowerPointの対話型スライドは、PDFや印刷では動かない画像になる
- 今週いちばん仕事に効きそうなのは、Gemini Notebookの「作る前に確かめる」流れ
気になった記事から1本だけ読んで、「自分の仕事ならどこで止めて、だれが見るか」を考えてみてください。それぞれの記事に、KAKERUの「使う/使わない」の判断も書いています。

8本とも、最後に決めるのは人、という点は同じでした。読む順番に迷ったら、日本で今すぐ使えるものから読むのがおすすめです。
参考・情報源
- KAKERU AI NEWS「Geminiで作ったアプリをGoogleサイトへ書き出せるように」(2026年10月20日)
- KAKERU AI NEWS「Notion AIのクレジットが2種類に」(2026年10月20日)
- KAKERU AI NEWS「PowerPointのCopilotで『対話型スライド』が作れるように」(2026年10月21日)
- KAKERU AI NEWS「Geminiに小さな会社向けの新しい道具」(2026年10月21日)
- KAKERU AI NEWS「Claude Duet登場」(2026年10月22日)
- KAKERU AI NEWS「Copilot Coworkに営業・サポートなど職種別のプラグイン」(2026年10月22日)
- KAKERU AI NEWS「AnthropicがAgent Skillsを中立の団体へ寄付」(2026年10月23日)
- KAKERU AI NEWS「Gemini Notebookのスライドと動画が『作る前に確かめる』流れに」(2026年10月23日)
各記事の一次情報(公式の発表文・ヘルプ・ドキュメント)は、それぞれの記事の「参考・情報源」に載せています。確認日:2026年10月24日。機能や提供状況は変わることがあります。最新の情報は公式ページでご確認ください。
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今週は、AIが自分から動く道具と、AIに会社のやり方を渡す道具が、同じ週にそろって出てきました。