CopilotでClaude Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solも選べるように|Word・Excel・PowerPointは上限つきで順次

Copilot × Sonnet 5.5 GPT-6.1 Solとあわせて選べるモデルが4つに

9月22日、Microsoft CopilotでClaude Opus 5.5とGPT-6 Solが選べるようになりました。その8日後の2026年9月30日、Microsoftは続けてClaude Sonnet 5.5とGPT-6.1 SolもCopilotに加えると発表しました。

どちらも、発表されてから1〜2日しかたっていない新しいモデルです。これでCopilotの中で名前を指定して選べる最新モデルは、AnthropicとOpenAIで2つずつ、合わせて4つになりました。

ただし今回は、使う場所によって「料金の払い方」と「始まる時期」が違います。この記事では、Microsoftの発表文と、9月の新機能まとめをもとに、どこで・いつから・どう使えるのか、4つのモデルをどう選ぶかを整理します。

トミー

9月のCopilotの記事は、Opus 5.5のときによく読まれました。今回はその続きです。「Officeの中で、速くて手頃なほうのClaudeも選べる」という話なので、ふだん使いに近いのはむしろこちらだと思います。

何が発表された?

2026年9月30日、Microsoft Copilot Blog「Available today: OpenAI’s GPT-6.1 Sol and Claude Sonnet 5.5 in Microsoft Copilot」の要点です。

  • 2つのモデルを追加:OpenAIのGPT-6.1 Solと、AnthropicのClaude Sonnet 5.5をMicrosoft Copilotに加える
  • Copilot Cowork・Copilot Studio:9月30日から順次。使った分だけ払う「従量課金」で提供
  • Word・Excel・PowerPoint・Chat:発表から1週間のうちに段階的に。ユーザーごとのライセンス(USL)の中で使える
  • 上限がある:ただし「組織の中で広く毎日使える」ように設計され、大多数の人は上限に届かない想定、とMicrosoft
  • 上限が近づいたら:知らせが出る。「自動」に切り替えるか、別のモデルを選べば作業を続けられる
  • 使えるかどうか:ライセンス、アクセス、地域によって変わる
CopilotにClaude Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solが追加
CopilotにClaude Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solが追加

Microsoftは、モデルを選べることに加えて、CopilotはWork IQで組織のファイル・会議・チャット・業務データに基づいて答える(今ある権限の範囲で)とも説明しています。この点は9月22日の発表と同じです。

これまでと何が違う?

1. 「重い仕事向け」に加えて「ふだん使い向け」が来た

9月22日に入ったOpus 5.5は、Anthropicの説明では「答えが決まっていない、判断を続ける仕事」に強いモデルです。今回のSonnet 5.5は、「範囲がはっきりした毎日の作業」や「資料・スライド・表づくり」が得意とされています。OpenAI側も、GPT-6.1 SolはGPT-6 Solの後に出た新しい版で、10月2日のモデルガイドでは「込み入ったコーディング・調査・パソコン操作」の中心と位置づけられています。

2. 場所によって料金の払い方が分かれた

CoworkとCopilot Studioは従量課金、Word・Excel・PowerPoint・Chatはライセンスの中で上限つき。同じモデルでも、どこから使うかで払い方が違う、と発表文に明記されました。

3. 「上限に近づいたらどうなるか」が書かれた

上限が近づくと知らせが出て、「自動」か別のモデルに切り替えれば作業を続けられます。いきなり使えなくなるのではなく、切り替えで続ける作りだと分かります。

トミー

2番は、情報システムの担当者が気にするところだと思います。Coworkで任せる仕事は従量課金。Wordで文書を直すくらいなら、今のライセンスの中。どこで使うかを先に決めておくと、社内の説明がしやすくなります。

何ができるようになった?

使う人にとっては、Word・Excel・PowerPoint・Chatで、Claude Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solを名前で選べるようになることです(1週間のうちに段階的に)。

同じ9月30日の「What’s New in Microsoft Copilot | September 2026」では、モデル以外の新機能もまとめて紹介されています。モデル選びと一緒に知っておくと便利なものを拾います。

  • エージェントとスキルを、指示の途中で呼び出す:「/」でエージェント、「@」でスキルを呼び出せる(9月に提供)
  • Wordで出典を表示:Copilotの答えの中に、もとになったWebや社内の資料が出典として出る(9月に提供)
  • Wordで画像や図形の配置を整える:文書の中の画像や図形の並びを、Copilotが整える(9月に提供)
  • PowerPointの長い作業を任せて離れられる:PowerPointを閉じても作業を続け、終わったら知らせる(10月に提供予定)
  • スキャンしたPDFの検索が向上:Copilot Chatで、スキャンしたPDFの中身を見つけやすくなった(9月に提供)
4つになったモデルは、仕事の重さで選ぶ
4つになったモデルは、仕事の重さで選ぶ

仕事ではどう使えそう?

ここからはKAKERUデザインとしての見立てです。

1. 毎月の報告資料は、Sonnet 5.5で型に流し込む

たとえば、毎月の広告レポートやSNSの月次報告を、決まったPowerPointの型で作っている広報担当。Sonnet 5.5は、Anthropicが「資料・スライド・表づくり」を得意と説明しているモデルです。先月の資料と今月の数字を渡し、同じ型で下書きを作るところまでを任せる使い方が合います。

2. 提案書の骨組みはOpus 5.5、仕上げはSonnet 5.5

新しいサービスの提案書のように、方向性から考える仕事はOpus 5.5。方向が決まったあとの文言の整理や、ページごとの作り込みはSonnet 5.5。Anthropicは、判断を続ける仕事はOpus 5.5のほうが強いと書いているので、この分け方は公式の説明に沿っています。

3. Excelの表の整理は、2社のモデルで比べる

売上表の集計や、問い合わせ一覧の分類のような作業は、同じ指示でSonnet 5.5とGPT-6.1 Solを切り替えて結果を比べられます。どちらが自社の表に合うかは、実際の表で試すのがいちばん早いです。

4. 決まった手順の仕事は、Coworkに任せて費用を見る

Coworkは従量課金です。たとえば「毎週の問い合わせを分類して担当者別にまとめる」のような、手順が決まった仕事を任せるなら、まず小さな範囲で動かして、1回あたりの費用を確かめてから広げるのが安全です。

KAKERUならこう使う/使わない

KAKERUでは、Claudeに判断の基準を渡したうえで、やり取りを重ねながら資料や記事を作っています。その前提で、今回の発表を受けた判断です。

  • 使う:お客様がMicrosoftの環境で仕事をしている場合、Word・PowerPointの中でSonnet 5.5を選び、資料の下書きや言い回しの整理を任せる。別のAIサービスを入れなくても試せるのが利点
  • 使う:同じ資料を「自動」とSonnet 5.5で作り比べ、合うほうを決めてから指定する
  • 使わない:モデルの名前だけで「速いから」「新しいから」と切り替えること。どの作業に使うかを先に決める
  • 使わない(人が決める):提案の方向性、ブランドの見せ方、外に出す前の最終確認。どのモデルを選んでも、ここは人の仕事
トミー

「Opusで決めて、Sonnetで回す」という分け方は、Claudeの記事でも書きました。それがOfficeの中でもできるようになる、というのが今回いちばん大きいところだと思います。実際の資料で試してみたいです。

誰が使える?

  • Word・Excel・PowerPoint・Chat:Microsoft Copilotのユーザーライセンス(USL)の範囲で、上限つき。発表から1週間のうちに段階的に
  • Copilot Cowork・Copilot Studio:従量課金で、9月30日から順次
  • Anthropicのモデル(Claude):Microsoft Learnによると、EU・EFTA・英国を除く商用クラウドの多くで初期設定がオン。オフの会社は、管理者がMicrosoft 365 管理センターで許可する
  • 共通:ライセンス、アクセス、地域によって使えるかは変わる

上限の具体的な回数や、個人向けプランでの扱いは、今回の発表文には書かれていません。最新の提供状況は、MicrosoftのAI at Work RoadmapとCopilotのリリースノートで確認するよう、発表文が案内しています。

注意点

  • すぐには出てこないことがある:Word・Excel・PowerPoint・Chatは段階的な提供。会社や人によって時期に差がある
  • 上限の数字は公開されていない:「大多数の人は届かない」想定とあるだけ。近づいたら知らせが出る
  • Coworkは従量課金:任せる量が増えると費用も増える。最初は小さく試す
  • Claudeが選べない会社もある:管理者がAnthropicのモデルをオフにしている場合は、Claudeは出てこない
  • 結果は人が確かめる:モデルによって答えは変わる。数字や固有名詞は、元の資料と照らして確認する
トミー

「上限に近づいたら自動に切り替え」は、知らないと「急に答えの雰囲気が変わった」と感じる原因になりそうです。比べるときは、今どのモデルで答えているかを確かめてから頼むのが安全です。

まとめ

  • 2026年9月30日、Microsoft CopilotにClaude Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solが追加。9月22日のOpus 5.5・GPT-6 Solと合わせて4つに
  • Copilot Cowork・Copilot Studioは9月30日から従量課金で順次
  • Word・Excel・PowerPoint・Chatは1週間のうちに段階的に、ライセンスの中で上限つき
  • 上限が近づいたら知らせが出て、「自動」か別のモデルで続けられる
  • KAKERUなら、判断はOpus、型に沿った作業はSonnetという分け方をOfficeの中でも試す。最終確認は人

「いつものOfficeで、速くて手頃なほうのClaudeも選べる」。今回の発表を一言にするとこれです。まずは、毎月作っている資料を1つ選んで、「自動」とSonnet 5.5で作り比べてみてください。

参考・情報源

確認日:2026年10月4日。提供状況は変わることがあります。最新の情報は公式ページでご確認ください。

ふだんの制作の話や、作ったものの裏側は Instagram と X でも出しています。

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