「デザインがうまくなりたいけど、何から始めればいいのかわからない」
そんな悩みを抱える人は多いと思います。僕自身も最初はそうでした。デザインスクールに通ったわけでもなく、完全に独学。そこから現場で通用するレベルまでスキルを磨いていく過程で、いくつか“効いた”トレーニングがあります。
今日はその方法をシェアします。
1. 他のデザインを“写経”するように再現する
僕が最初にやったのは デザインの模写練習 です。
1:他の優れたデザイン(Webサイトやバナー)をキャプチャする
僕は、クロームのプラグイン:「GoFullPage」を使用して、キャプチャしてます。
GoFullPageはこちらからダウンロード2:そのデータを FigmaやIllustratorで不透明度60〜70%に設定

この上にレイヤーを新規作成して、塗り絵のようにデザインを模写していきます。
これをひたすら繰り返しました。
最低でも5回程度やることをおすすめします。ビジネスサイト、化粧品、カッコイイ系など、色々な種類をこなすとそれだけ気づきも増えつつ、デザイン力も高まっていくはずです。
フォントのサイズ感や色の濃淡、余白の取り方など、実際に手を動かすことで「なぜこうなっているのか」が体に染み込んでいきます。

2. デザインを“言語化”する練習をする

デザインは感覚だけで作られているわけではありません。
- 「この色を選んだのは、安心感を与えるため」
- 「この余白を広めにしたのは、情報を整理して見やすくするため」
プロのデザイナーは必ず “理由” を持ってデザインしています。

そこで僕がやったのは、 完成したデザインを見て「これは何を意図して作られているのか?」を考える練習 です。
これを繰り返すと、「良いデザイン」と「なんとなく見やすいデザイン」の違いが言葉で説明できるようになります。結果として、アウトプットの質も確実に上がりました。

ちなみに僕は、新規デザインを作る時は、A4の印刷用紙などに以下のことを考えながら書き出していきます。
- このページの目的と達成目標の具体性
- このページのメインコピー
- ページを構成するコンテンツ
この3つができた時点で、自分のお気に入りの手帳に大雑把にラフを作成していきます。
右ページのスペースに「気づきや・改修点」ができてきた際に足していきます。

ここまでやって要約、制作ソフトを使ってデザインを作っていきます。
人によっては、いきなり制作ソフトでデザインを作る人がいますが、僕は大まかな設計(ラフ)を作る際は、手書きをおすすめします。その方が、書いている時に気づきなどがでてきたり、また情報が整理されていきます。
このラフが完結して、制作ソフトでデザインを作るはじめると結果的に早かったり、完成した作品が一段上がったクリエィティブで完成することが多いです!
3. 「間(ま)」を理解すること

僕が成長の過程で一番大きな気づきだったのが 「間」 です。
- グラフィックの空間における“余白の間”
- 会話での“間”
- お笑いにおける“間”
- 文字の間、言葉の間、リズムの間

あらゆるところに「間」は存在しています。
そして、これを意識的にコントロールできるようになると、デザイン表現は圧倒的に広がります。
たとえば、余白を詰めれば緊張感が生まれ、逆に広げればゆとりを感じさせられる。
この「間を制す」ことこそ、デザインを上達させる大きな鍵だと思っています。
AI時代に必要なのは“意味を作れる人”

最近はAIでも簡単に画像やロゴが作れるようになりました。
でも、それはあくまで 道具 です。
実際、この画像は、
AIは「見た目のデザイン」は作れても、
- そのデザインがプロジェクトの目的に沿っているか?
- 誰に、どんな印象を与えたいのか?
こうした“意味づけ”まではできません。
だからこそこれからは「ツールを扱う力」だけでなく、意味を理解して表現できる力 がより重要になっていきます。
求められるデザイン・デザイナーとは

絶対に勘違いしていけないことは、クライアントは綺麗なデザインを作ってほしと思ってないことです。
これを理解していないデザイナーが非常にお多いです。
変な話ですが、あるクライアントからECサイトを作って欲しいと依頼がありました。
ECサイトの目的は、モノをネットで販売し売り上げることが最大の目的です。
で、ABテストをするためにA社とB社にデザイン依頼しました。
A社:今風な感じでのただただ、かっこいいデザイン。
B社:デザイン少し古臭いが、購入を検討しているお客様が必要している情報を問題提起して、解決に導いてるデザイン。
結果としては、B社のデザインの方がが売れます。
となると依頼した企業もB社に今後は仕事を依頼することになります。
デザインを仕事にするなら「環境」も大切
ここまで紹介した方法を実践すれば、必ずスキルは上達します。
ただ、もう一つ大事なことがあります。
それは 「成長できる環境に身を置くこと」 です。
僕自身、最初は独学でしたが、プロジェクトや仕事を通じて圧倒的に伸びました。先輩デザイナーのフィードバックや実務経験は、独学だけでは得られない学びを与えてくれるからです。
もし本気でデザインを仕事にしたいなら、転職エージェントを活用して成長できる会社に飛び込む のも一つの方法です。
僕がすすめたい転職サポート
未経験からでも挑戦できるデザイン・クリエイティブ求人を扱っているのが、第二新卒エージェントneo です。
- 18〜28歳に特化した完全無料サポート
- 書類添削・ポートフォリオ相談・面接対策までマンツーマンで支援
- ブラック企業を排除し、成長できる環境の求人を紹介
僕が「環境の大切さ」を痛感したように、プロを目指すなら一歩踏み出す環境選びが大事です。
まとめ
- デザインは 模写・言語化・間の理解 で確実に上達できる
- AI時代こそ、意味を理解してデザインできる人材が必要
- スキルを磨いたら、成長できる環境=仕事 に飛び込むのがおすすめ
独学の練習と同時に、未来につながるキャリアも意識してみてください。
デザイナーとしての第一歩を踏み出すサポートが欲しい人やとりあえず登録だけしておいてエージェントに相談してみるのはありかと思います!
“デザインを学ぶ環境”に飛び込みたいなら、無料で相談できる第二新卒エージェントneoを活用するのもおすすめです。
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一緒に悩み、一緒に考えて、伝わる形に仕上げていく。
小さなお困りごとからでも、まずはご相談ください。
「まずは話を聞いてみたい」「うちでも同じようにできる?」
そんなご相談だけでも大歓迎です。業種に合わせたご提案をいたします。
まるで書道の臨書や音楽の耳コピのようなもの。
最初はただの真似ですが、やればやるほどデザインの基礎体力が身についていきます。