KAKERU AI NEWSでは、AIの「何が変わった?」を仕事目線で整理しています。この記事は、11月2日(月)〜6日(金)に公開した5本を1本にまとめた週のふり返りです。
忙しくて毎回は読めなかった方に向けて、各記事の要点を2〜3行で並べ、最後に「今週いちばん仕事に効きそうなもの」を1つ選びました。中身はすべて各記事に書いた内容で、新しい情報は足していません。くわしい条件や一次情報は、それぞれの記事の「参考・情報源」にまとめています。
この記事の要点
- 11月2日〜6日のKAKERU AI NEWSは5本。OpenAIが2本、Canva・Google・Figmaが1本ずつだった
- 画像やアイコンの「あとから直せる」が進み、SNSの画像や資料の部品を作る人、アンケートを読む人に関係する
- 今週いちばんはChatGPT Images 2.6。いつものSNS画像1枚で、背景だけ変える直しを数回頼んで確かめる
今週の5本を一覧で
今週は、OpenAIが2本、Canva・Google・Figmaが1本ずつでした。分野はAIが3本、デザインが2本です。11月2日の夕方の回は、新しい発表ではなく解説記事(ChatGPTのWork)です。

1本ずつ、要点を2〜3行で
ChatGPTのWorkに仕事を任せる前に(11/2・解説)
10月27日のGPT-6.1 Terraの記事の解説編です。ChatGPTには、会話のChat、成果物ができるところまで任せるWork、開発向けのCodexの3つの入口があり、TerraやSolはWorkとCodex用のモデルで、ふだんのChatでは使えません。
Workは定期やきっかけ(Gmail・Slack・GitHubなど)で動くタスクも作れますが、きっかけのタスクはFree・Goでは使えません。手元で動かしても内容はクラウドに保存されることがあるので、渡すファイルの範囲と承認する操作を先に決めます。
AffinityのiPad版が登場(11/4)
Canvaが11月3日に公開しました。スケッチ・図形・写真・レイアウトを1つの.afファイルで扱い、印刷用のファイルまで作れます。パソコン版と同じファイルで続きができます。
個人は主なツールが無料で、AIの機能はCanvaのプレミアムプランが必要です。書籍やデータ結合などiPadにまだない機能と、ほかのソフトのファイルの崩れ方は、入れる前に確かめます。
ChatGPT Images 2.6が登場(11/5)
OpenAIが11月4日に発表した画像のモデルです。作る速さが50%速くなり、直しを重ねてもキャラクターや商品の細部がそろいやすくなりました。ChatGPTでは動くGIF(順次提供)と、写真を名前で保存して「@」で呼び出す機能が加わりました。
ChatGPT Imagesはすべてのプランで使えます。SVGの書き出しはAPIの話で、人の顔やお客様の写真を保存してよいかは、使う前に社内で決めておきます。
Googleフォームの回答をGeminiが分析するように(11/6)
Googleが11月5日に発表した「実用的な分析情報」は、すべての質問形式の回答を読んで、傾向と質問どうしのつながり、次の一手まで示す機能です。数字はGeminiが書いたPythonのコードで計算すると説明されています。
回答12件・質問3つから使え、対象はBusiness Standard以上と個人向けのGoogle AIプランです。Business Starterは一覧になく、対応言語のページに名前がないので、日本語の回答で確かめてから仕事に入れます。
Figma agentが作るアイコンを、人が直しやすく(11/6)
Figmaが11月5日に発表した改善です。線を塗りではなく線(ストローク)のまま作り、レイヤーを整理します。手持ちのイラストを参照に渡して絵柄をそろえることや、Figma Motionで動かすこともできます。
対象はStarter・Professional・Organization・Enterpriseなどのプランですが、ヘルプの機能一覧には「Coming soon」のままの記載も残っています。クレジットの減り方と作りの中身は、数個で試して人が確かめてから増やします。
今週の5本に共通すること
5本を並べると、今週もどの発表にも「AIに任せる所」と「人が決める所」の線引きが出てきます。各記事の「KAKERUならこう使う/使わない」で書いたことを、1枚にまとめました。

1つ目は、「あとから直せる」に手が入ったことです。Figma agentは線を線のまま作るので、太さを描き直さずに変えられます。Images 2.6は、背景を変えても服や商品の細部が保たれやすくなりました。AffinityのSketch to Shapesは、手で描いた形を直せる図形に変えます。どれも、1枚目の見た目より、そのあとの手直しに効く話です。
2つ目は、アプリや工程の受け渡しが減ったことです。Affinityは、描く・図形・写真・ページを別々のアプリに渡さず1つのファイルで進めます。ChatGPTのGIFは、小さな動きのために動画のアプリを開かずに済みます。Googleフォームは、回答タブの中で傾向から次の一手までを見られます。Workは、調べものや文書づくりを成果物ができるところまで受け持ちます。
3つ目は、確かめる所がはっきりしていることです。Googleフォームには結果を確かめる「分析ステップ」があり、Workには承認のボタンがあり、Figmaのベクターはレイヤーを開けば線か塗りかが見えます。任せられる範囲は広がっていますが、確かめるのは人の仕事のままです。

直しやすくなるほど、「どこまでAIのまま出すか」を決めるのが人の仕事として残ります。確かめる所を先に決めておきたいところです。
今週いちばん仕事に効きそうなもの
今週の5本から1つ選ぶなら、ChatGPT Images 2.6です。
理由は3つあります。1つ目は、対象がChatGPTのすべてのプランで、デスクトップ・スマホ・Webから世界中で使えることです。契約の条件で止まりにくい更新です。2つ目は、ChatGPTで画像を作るときの困りごとの1つである「直すたびに、直したくない所まで変わる」を小さくする方向の更新だということです。SNSの画像やバナーの案出しのように、直しを何度も重ねる仕事に関係します。3つ目は、小さく試せることです。いつも作っているSNSの画像を1枚選び、背景だけ変える直しを何回か頼めば、人物や商品がどこまでそろうかが見えてきます。
ほかの4本は、条件で使えるかどうかが分かれます。ChatGPTのWorkは対象の有料プランから、AffinityのiPad版は対応するiPadとiPadにある機能の範囲で、GoogleフォームはBusiness Standard以上か個人向けのGoogle AIプランで、Figma agentはプランごとのAIクレジットを使います。もちろん、Images 2.6にも条件はあります。GIFの作成は順次提供で、まだ表示されていない人もいます。
仕事別、どれから読む?
5本すべてを読む時間がないときの目安です。
- SNSやバナーの画像を作る人:ChatGPT Images 2.6から。動きの下書きに使うGIFの話もあります
- デザインの制作をしている人:Figma agentのアイコンから。外で手を動かすことが多ければ、AffinityのiPad版も
- セミナーや感想のアンケートを取る人:Googleフォームの分析から。日本語で確かめる点も書いています
- ChatGPTの有料プランで、報告書や調べものを任せたい人:ChatGPTのWorkの解説から
公式にまだ書かれていないこと
各記事で「記載なし」としたことや、公式の説明が分かれている所を並べておきます。使えるかどうかの判断に関わるので、続報で確かめたい点です。
- ChatGPTのWork:日本だけの条件はヘルプに書かれていない。Workでどれだけ枠が減るかは作業の中身で変わる
- ChatGPT Images 2.6:SVGの書き出しと同じことがChatGPTの画面でできるとは書かれていない
- Googleフォーム:日本語の回答をどこまで正しく読めるか。氏名や住所が入ったフォームをどう扱うか
- Figma agent:ヘルプの機能一覧とリリースノートで記載が分かれている。ベクターのクレジットの例が載っていない
まとめ
- 今週のAI NEWSは5本(OpenAI 2本・Canva 1本・Google 1本・Figma 1本)
- 共通していたのは、あとから直せること、受け渡しが減ること、確かめる所がはっきりしていること
- ChatGPTのTerraやSolはWorkとCodex用で、ふだんのChatでは使えない
- Googleフォームの分析は、日本語の回答で確かめてから仕事に入れる
- 今週いちばん仕事に効きそうなのは、ChatGPT Images 2.6
気になった記事から1本だけ読んで、「自分の仕事なら、AIが作ったものをどこまで人が直すか」を考えてみてください。それぞれの記事に、KAKERUの「使う/使わない」の判断も書いています。

5本とも、最後に確かめるのは人、という点は今週も同じでした。読む順番に迷ったら、毎週くり返している仕事に近いものからがおすすめです。
参考・情報源
- KAKERU AI NEWS「ChatGPTのWorkに仕事を任せる前に」(2026年11月2日)
- KAKERU AI NEWS「AffinityのiPad版が登場」(2026年11月4日)
- KAKERU AI NEWS「ChatGPT Images 2.6が登場」(2026年11月5日)
- KAKERU AI NEWS「Googleフォームの回答をGeminiが分析するように」(2026年11月6日)
- KAKERU AI NEWS「Figma agentが作るアイコンを、人が直しやすく」(2026年11月6日)
各記事の一次情報(公式の発表文・ヘルプ・ドキュメント)は、それぞれの記事の「参考・情報源」に載せています。確認日:2026年11月7日。機能や提供状況は変わることがあります。最新の情報は公式ページでご確認ください。
ふだんの制作の話や、作ったものの裏側は Instagram と X でも出しています。



























今週は、AIが作ったものを「あとから人が直せるか」に手を入れる発表が目につきました。作る速さとは別の話です。