CSS filterの使い方|10種類の関数をサンプルで一覧解説【コピペOK】

CSSfilterプロパティ10種の関数の違いを解説

はじめに

簡単に画像を加工できるCSSのfilterプロパティ。
今回は、その10種の関数を、見比べられるサンプルつきでご紹介します。

先に、よく使う書き方をまとめておきますね。そのままコピーして使えます。

よく使う書き方(コピペ用)

やりたいこと / CSS
ぼかす
filter: blur(5px);
白黒にする
filter: grayscale(100%);
明るくする
filter: brightness(1.5);
黒いアイコンを白くする
filter: brightness(0) invert(1);
色を反転する
filter: invert(100%);
画像の形に沿って影をつける
filter: drop-shadow(4px 4px 6px rgba(0,0,0,.4));
2つ以上を一緒に使う
filter: grayscale(100%) blur(2px);

2つ以上の関数を使うときは、半角スペースで区切って並べます。

10種類を一覧で見比べ

左上が元の写真です。それぞれのfilterをかけると、こんなふうに変わります。

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(blur(ぼかし))

blur(ぼかし)
filter画像加工用うどん画像(brightness(明るさ))

brightness(明るさ)
filter画像加工用うどん画像(contrast(コントラスト))

contrast(コントラスト)
filter画像加工用うどん画像(drop-shadow(影))

drop-shadow(影)
filter画像加工用うどん画像(grayscale(グレースケール))

grayscale(グレースケール)
filter画像加工用うどん画像(hue-rotate(色相回転))

hue-rotate(色相回転)
filter画像加工用うどん画像(invert(反転))

invert(反転)
filter画像加工用うどん画像(opacity(透過度))

opacity(透過度)
filter画像加工用うどん画像(saturate(彩度))

saturate(彩度)
filter画像加工用うどん画像(sepia(セピア))

sepia(セピア)

それぞれの詳しい説明は、このあと順番に見ていきましょう。

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filterとは

filterはCSS3より追加されたプロパティで、関数を用いて画像などの要素にぼかしや色変化といった効果をつけます。
Photoshopのグラフィック効果をCSSでやるイメージでしょうか。
関数は10種類あり、単独はもちろん組み合わせて使うこともできます。

今は、Chrome・Safari・Edge・Firefoxなど主要なブラウザのすべてで使えます。MDN(Web技術の公式リファレンス)でも「2016年9月以降、すべてのブラウザーで利用可能」とされています(2026年10月確認)。
※下の画像は、2024年に「Can I use」で対応状況を確認したときのものです。

filter対応ブラウザ一覧画像

Source: Can I use (https://caniuse.com)」

filterの関数一覧

関数効果
blurぼかし
brightness明るさ
contrastコントラスト
drop-shadowドロップシャドウ・影
grayscaleグレースケール
hue-rotate色相回転
invert反転
opacity透過度
saturate彩度
sepiaセピア

解説用に、うどんの画像(webp)を用意しました。

filter画像加工用うどん画像
こちらをマウスオーバー(:hover)したときに、各プロパティの効果を適用していきます。

補足情報
ちなみにこちらは、福岡県豊前市にある「うどん豊前屋 官べえ」さんの火薬うどんです。
お近くに寄られた際にはぜひ!
▼うどん豊前屋 官べえのInstagram はこちら

filterの10個の関数を解説

blur(ぼかし)

blur関数は、画像にぼかしを適用します。
引数の初期値は0(ゼロ)。
pxやrem、emといった長さの単位で指定します。%は使えません。

CSS

img {
filter:blur(5px);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(blur(5px))

filter:blur(5px)

brightness(明るさ)

brightness関数は、画像の明るさ・暗さを調整します。
引数の初期値は1(100%)。
数値やパーセンテージで指定します。0は真っ黒になり、1(100%)を超えると明るくなります。

CSS

img {
filter:brightness(1.5);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(brightness(1.5))

filter:brightness(1.5)

contrast(コントラスト)

contrast関数は、画像のコントラストを調整します。
引数の初期値は1(100%)。
数値やパーセンテージで指定します。1(100%)未満の値ではコントラストが下がり、1(100%)を超える値ではコントラストが上がります。
0は最も低コントラストで、グレーになります。

CSS

img {
filter:contrast(1.5);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(contrast(1.5))

filter:contrast(1.5)

drop-shadow(ドロップシャドウ・影)

drop-shadow関数は、画像の輪郭にドロップシャドウ効果を適用します。
引数は、左から順番に

  1. 水平方向の距離(offset-x) ※必須
  2. 垂直方向の距離(offset-y) ※必須
  3. 影のぼかしの大きさ(blur-radius)
  4. 影の色(color)

を指定します。

  1. 水平方向の距離(offset-x)
  2. 引数の初期値は0(ゼロ)で、影は要素の真後ろに配置されています。
    pxやrem、emといった長さの単位で指定します。負の数で、影を要素の左方に配置します。

  3. 垂直方向の距離(offset-y)
  4. 引数の初期値は0(ゼロ)で、影は要素の真後ろに配置されています。
    pxやrem、emといった長さの単位で指定します。負の数で、影を要素の上方に配置します。

  5. 影のぼかしの大きさ(blur-radius)
  6. 引数の初期値は0(ゼロ)。
    pxやrem、emといった長さの単位で指定します。負の数は使えません。

  7. 影の色(color)

16進数やrgb(a)等で指定します。指定されなかった場合は、親要素で指定しているcolorプロパティの値が使用されます。

CSS

img {
filter:drop-shadow(5px 5px 5px rgba(0,0,0,0.8));
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(drop-shadow(5px 5px 5px rgba(0,0,0,0.8)))

filter:drop-shadow(5px 5px 5px rgba(0,0,0,0.8))

grayscale(グレースケール)

grayscale関数は、画像をグレースケールに変換します。
引数の初期値は0(ゼロ)。
数値やパーセンテージで指定します。1(100%)で完全にグレースケールになります。

CSS

img {
filter:grayscale(1);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(grayscale(1))

filter:grayscale(1)

hue-rotate(色相回転)

hue-rotate関数は、画像の色相環を回転させます。
引数には角度(deg)を指定します。
引数の初期値は0(ゼロ)。
最小値または最大値はなく、360deg以上を指定した場合、360で割った余りになります。

CSS

img {
filter:hue-rotate(90deg);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(hue-rotate(90deg))

filter:hue-rotate(90deg)

invert(反転)

invert関数は、画像の色の階調を反転させます。
引数の初期値は0(ゼロ)。
数値やパーセンテージで指定します。1(100%)で完全に反転されます。

CSS

img {
filter:invert(1);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(invert(1))

filter:invert(1)

invert関数については、別の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

CSSで画像を白黒反転させたい

opacity(透過度)

opacity関数は、画像に透過性を適用します。
引数の初期値は1(100%)。
数値やパーセンテージで指定します。0(ゼロ)で完全に透明(見えなくなる)になります。

CSS

img {
filter:opacity(0.1);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(opacity(0.1))

filter:opacity(0.1)

saturate(彩度)

saturate関数は、画像の彩度を上げたり下げたりします。
引数の初期値は1(100%)。
数値やパーセンテージで指定します。0(ゼロ)で完全に彩度がなくなります。1(100%)を超えると彩度が上がります。

CSS

img {
filter:saturate(200%);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(saturate(200%))

filter:saturate(200%)

sepia(セピア)

sepia関数は、画像をセピア調に変換します。
引数の初期値は0(ゼロ)。
数値やパーセンテージで指定します。1(100%)で完全なセピア色になります。

CSS

img {
filter:sepia(1);
}

結果

filter画像加工用うどん画像(元の写真)

元の写真
filter画像加工用うどん画像(sepia(1))

filter:sepia(1)

(応用編)マウスを乗せたときだけ効果をかける

ここまでのfilterは、:hover(マウスを乗せたとき)と組み合わせると、動きのある見せ方ができます。
transitionを足すと、ふわっと切り替わりますよ。

CSS

img {
transition:filter .4s;
}
img:hover {
filter:blur(5px);
}

結果

\PCの方はマウスオーバー、スマホの方はタップしてみて!/マウスを乗せるとぼける、うどん画像

blurのところを、上で紹介したほかの関数に変えれば、いろいろな動きが作れます。このあと紹介する組み合わせや、最後の「白黒からカラーにする」も、この形の応用です。

(応用編)filter関数は複数を組み合わせできる

filter関数、すごいですよね。
さらにすごいのは、関数を掛け合わせられるところです。

例として、blur(ぼかし)とsepia(セピア)、contrast(コントラスト)を使ってみます。

CSS

img {
filter:sepia(1) blur(5px);
}
img:hover {
filter:sepia(0) blur(0) contrast(1.5);
}

結果

\PCの方はマウスオーバー、スマホの方はタップしてみて!/
filter画像加工用うどん画像

セピア色でピンボケしていたうどんが、マウスオーバーすると色鮮やかにはっきり見えます!

書く順番で、見え方が変わることも

複数の関数を並べると、左から順番に効果がかかります。
たとえば、赤い影(drop-shadow)と白黒(grayscale)を一緒に使うと、書く順番で影の色が変わります。

CSS

/* 左:影をつけてから白黒にする */
img {
filter:drop-shadow(0 0 12px red) grayscale(100%);
}

/* 右:白黒にしてから影をつける */
img {
filter:grayscale(100%) drop-shadow(0 0 12px red);
}

結果

影をつけてから白黒にしたうどん画像
影→白黒
白黒にしてから影をつけたうどん画像
白黒→影

左は影まで白黒になって灰色の影に、右は赤い影が残りますね。思った見え方にならないときは、順番を入れ替えてみてください。

よく使う組み合わせ3つ

最後に、Webサイトを作るときによく使う組み合わせを3つご紹介します。

黒いアイコンを白くする

brightness(0)で一度まっ黒にしてから、invert(1)で反転させると、どんな色のアイコンも白になります。
背景が暗いところに、同じアイコン画像を白で置きたいときに便利です。透明な部分は透明のままです。

CSS

.icon-white {
filter:brightness(0) invert(1);
}

結果


左:元のアイコン/右:filterで白に

マウスを乗せたら、白黒からカラーにする

ふだんは白黒で、マウスを乗せたときだけカラーに戻します。transitionを足すと、ふわっと切り替わりますよ。

CSS

img {
filter:grayscale(100%);
transition:filter .4s;
}
img:hover {
filter:grayscale(0);
}

結果

\PCの方はマウスオーバー、スマホの方はタップしてみて!/
白黒からカラーに切り替わるうどん画像

写真を暗くして、上の文字を読みやすくする

写真の上に白い文字をのせると、写真によっては文字が読みにくくなります。brightnessで写真だけを少し暗くすると、文字がはっきり見えます。

CSS

.photo img {
filter:brightness(0.6);
}

結果

暗くしたうどん画像の上に文字うどん豊前屋 官べえ

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まとめ

filterプロパティの10種の関数についてご紹介しました。
簡単な画像加工なら、Photoshop等に頼ることなく変更できます。また、animationやtransformとかけあわせれば、可能性はさらに広がります。
画像数が減ればデータ容量軽減になりますし、マウスオーバー時のbackgroundの設定変更なども不要です。
みなさんも、いろいろ試して活用してくださいね。

マウスオーバーで画像を白黒反転させる方法は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。
【filter】CSSでhover時に画像を白黒反転させる

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ABOUTこの記事をかいた人

25歳からWEBの世界に携わり、WEBデザインから始めて、今はWEBシステムまで一貫して制作しています。問題点を洗い出し、改善を提案する中で、WEB・グラフィック・動画・システムを縦断して提案するのが得意です。