福岡県北九州市の工務店、横溝工務店さまのWordPressサイトを、PHP8に対応させました。
2026年10月、横溝工務店さまが使っているサーバー会社で、PHPの脆弱性(セキュリティの穴)が報じられました。KAKERUでは、報道から3営業日ほどで、サイトの点検・修正・PHP8への切り替えまでを終えています。見た目もお問い合わせフォームも、これまでどおり動いています。
この記事の要点
- サーバー会社でPHPの脆弱性が報じられてから、3営業日ほどでPHP8へ切り替えた
- サイトは古いPHPのまま動いていて、サーバー会社の修正が届かない状態だった
- 壊れそうな所を先に直してから切り替えたので、見た目もフォームもそのまま

PHPって、なに?
PHP(ピーエイチピー)は、WordPressなどのサイトを動かしているプログラムの言葉です。サイトを開くたびに、サーバーの中でPHPが動いて、ページを組み立てています。
PHPには版(バージョン)があり、古い版から順番に修正の配布が終わっていきます。古い版のまま使い続けると、新しく穴が見つかっても直してもらえません。
古いPHPのまま、放っておくと
横溝工務店さまのサイトは、PHP7.0という古い版のまま動いていました。サーバーの初めの設定のままで、見た目はふだんどおり動いていたので、外からは気づけない状態です。
サーバー会社の修正が、届かない
今回、サーバー会社は脆弱性の修正を配りました。ただし、修正が当たったのは新しい版のPHPだけです。古い版で動いているサイトには、修正が届きません。つまり、穴が開いたまま公開を続けることになります。
穴をねらわれると、起きること
穴が開いたままのサイトは、外から入り込まれることがあります。たとえば、次のような被害につながります。
- サイトの中身を書き換えられる(知らないページや広告が入る)
- サイトが迷惑メールの送り元に使われる
- お問い合わせフォームに入力されたお客さまの情報を見られる
被害に気づくのは、たいていお客さまや取引先から言われたときです。会社の信用に関わるので、起きてからではなく、起きる前に手を打つことが大切です。
ある日、急に表示されなくなることも
サーバー会社が古い版の提供を終えると、サイトは新しい版で動くことになります。準備をしていないサイトは、そのときに表示が崩れたり、真っ白になったりすることがあります。古い書き方のプログラムが、新しい版では動かないからです。
報道から3営業日で、やったこと
サイトを止めずに、壊れそうな所を先に直してから切り替える順番で進めました。
- 今のPHPを確かめる:サーバーの設定を調べて、PHP7.0で動いていることを確認
- まず、修正が入った版へ:いったん修正が当たっている版に切り替えて、サイトが動くことを確認
- PHP8で止まる所を直す:サイトのデザインや動きを決めているファイルを点検し、PHP8では動かない古い書き方を直す(全体の設定と、お問い合わせフォームの部分の、あわせて7ファイル)
- PHP8へ切り替える:各ページの表示と、お問い合わせフォームを確認。テストメールも届くことを確かめました

あわせて、見積もりにはありませんでしたが、WordPress本体・テーマ・プラグインを最新にしました。ログイン画面も、IDとパスワードに加えて画面に出る文字を入れる形にして、守りを強くしています。

これからも、更新は早くなっていく
PHPやWordPressの更新は、一度やれば終わりではありません。「今、動いているから大丈夫」が、いちばん気づきにくい状態です。
自分のサイトのPHP、確かめてみてください
WordPressのサイトなら、管理画面から今のPHPの版を確かめられます。
確かめ方(WordPress)
- 管理画面の左のメニューから「ツール」→「サイトヘルス」を開く
- 上の「情報」を押して、「サーバー」を開く
- 「PHPバージョン」の数字を見る。7で始まる番号なら、早めの見直しをおすすめします
数字の意味が分からない、管理画面に入れない、という場合でも大丈夫です。サイトのアドレスを教えていただければ、今の状態をお調べします。
こんな会社に向いています
- 何年も前に作ったWordPressのサイトを、そのまま使っている会社
- サーバー会社から「PHPのバージョンアップ」の案内が届いて、困っている会社
- 作った会社と連絡が取れず、サイトの中身が分からない会社
- お問い合わせフォームが、今のPHPでちゃんと動くか不安な会社
KAKERUは、今のサイトのデザインを変えずに、中身だけを新しいPHPで動くように直すことができます。「うちのサイトは大丈夫?」くらいの段階でも、お気軽にご相談ください。






















サイバー攻撃は、これからも強くなってくると思います。そのぶん、WordPressの更新も早くなっていく可能性が高いです。
保険をかけるという意味でも、バックアップがとれる体制があると、問題があったときにも元に戻せます。